茨木・客殿曳家工事
茨木・客殿曳家工事
+ Details寺院の客殿曳家(移築)工事。
敷地全体におよぶ大規模な工事のひとつとして、既存の客殿を曳家で移動させました。
大正時代に建てられたもとの建物は、ご住職家族が長年住まいとして使われた庫裏。
池を造って建物から庭を楽しめる客殿に造り替える、
そしてそのためにはまず庫裏を約30m曳家で移動し、向きを変え増築もする、
という大掛かりな工事でした。
もとの解放感ある間取りを生かせるよう耐震壁は配置し、傷みやすい足元の改善も施しました。
歪みをできる限り直し、傷んだ材を取り替え壁を塗りなおすと、
古ぼけていた建物がどんどんピリッとしてくるのですが、
古い建具を建て込んだ瞬間に不思議と懐かしい雰囲気が戻ります。